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第7の栄養素、ファイトケミカル

最近『ファイトケミカル』という言葉を聞きませんか?


野菜などに入っている体に役立つ成分ですが、栄養素には分類されてないもののことを言います。


ファイトケミカルは植物性の機能性成分で、明らかになっているものだけでも約1500種類もあり、第7の栄養素として注目されているんです!


ファイトケミカルの働き

ファイトケミカルは、英語の『phyto=植物』と『chemical=化学成分』を組み合わせた言葉です。


植物が紫外線や虫から自分を守るためにつくり出す色、香り、苦みなどの成分のことを言います。


 


ファイトケミカルは、体の中で


・抗菌


・抗炎症


・抗酸化作用


・免疫力の向上


などに関するさまざまな働きをしてくれています。


 


主なファイトケミカルには、ポリフェノール、カロテノイド、イオウ化合物の3つのグループがあります。


機能として共通しているのは『抗酸化作用』です。


鉄が酸素でさびるように、人の体も体内の酸素で酸化し、老化していきます。それを止める働きが抗酸化です。


 


よく耳にするカテキンやアントシアニンはポリフェノールの仲間。


カロテンやアスタキサンチンはカロテノイドの仲間。


にんにくなどに含まれる硫化アリルなどはイオウ化合物の仲間です。


 


色々な食品からとることが効果的です!


主なファイトケミカルと食品

『ポリフェノール』


植物のもつ色素成分と、アクや苦みの成分。どちらも強い抗酸化作用があります。


イソフラボン→大豆


アントシアニン→ブルーベリー、ぶどう


ケルセチン→ブロッコリー、玉ねぎ


カテキン→緑茶


 


カロテノイド


植物のもつオレンジ色、赤色、黄色の色素成分。数百種類あり、眼病や生活習慣病などをはじめとする疾病の予防に効果的です。


βカロテン→にんじん、かぼちゃ


βクリプトキサンチン→みかん、ほうれん草


リコピン→トマト、すいか


ルテイン→ほうれん草、ケール


 


イオウ化合物


にんにくや玉ねぎの刺激臭や野菜のもつ辛み成分。強い抗酸化作用、抗菌作用があります。


アリシン→玉ねぎ、にら、ねぎ


イソチオシアネート→大根、わさび


まとめ

ファイトケミカルは植物が紫外線や虫などから自分を守るためにつくり出す色や香り、苦みなどの成分のことです。


ファイトケミカルは、体の中で


・抗菌


・抗酸化


・抗炎症


・免疫力の向上


などのさまざまな働きをしています。


まだ摂取基準など明らかになっていないですが第7の栄養素として注目されています。


まずは食事の見直しからすることで内から美と健康を引き出していきましょう。


 


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